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セローのタイヤ交換について書いてみます。

セローのタイヤ交換は難易度高めです。
難度が上がる理由は
チューブタイヤだからです。
組む時にチューブを傷めると
最初から、やり直しですからね・・・(大泣)



タイヤ交換の手間を考えると
チューブレス仕様のセローを選択する意味は十分あるかと・・・というか
腕の良いプロに
任せるのが正解。



あとね。セローのリアタイヤには
タイヤの脱落防止(たぶん)として
ビードストッパーがエアバルブのお向かいに設置されていて
それも、悩みどころかと。



意外につまづくのがエアバルブの挿入。
自転車やフロントタイヤと同じ要領で組めると思っていたら
苦労しますぜ・・・。



そのあたりの対処を体験に基づいて
書いてゆくのですが


おおっ
・・・と感動するも由。

素人め。間合いが甘いわっ!
・・・と失笑するも由。

コレ違クネ?
・・・と、ツッこむのも由。(由じゃないだろうに)



難度の高いリアタイヤで説明します。
フロントなんてリアに比べたら
ウンコです(やだー汚っ)



まず、アクスルシャフトのナットを緩ませます。
そしたらブレーキリンクやチェーンカバーを外します。
でもってリアをリフトするのですが
ブルーTAは専ら、板を右ステップに咬まして上げてます。



・・・本来なら瓶ケースとかメンテナンススタンドを用いますが
リアリフトするにはコレが一番手軽なので安全第一で活用するべし。



リアのリフトしたらタイヤを取り出し
エアバルブを外して空気を抜いて
ドラムブレーキ、その他の部品をホイールから外す。
エアバルブのお向かいにあるビードストッパーのナットも外して
ビードストッパーがスルスル動くようにしておきます。



厚い板もしくは太めの角材を二つ用意して
スプロケットを下にしてホイールを置きます。


(写真のホイールはCB125T用です)

スプロケットが宙に浮いていることを確認したら
タイヤのホイール際を足で踏ん付けて
タイヤとホイールの密着を解く。
もちろん反対側もね。



これからホイールとタイヤの分離作業に入るのですが力が要ります。
夏場だと気温が高いのでタイヤが柔らかい傾向ですが
気温の低い冬だと、いろいろ辛いです。
だからタイヤ系作業は冬は避けたいですねぇ・・・。



リムガートをエアバルブとビードストッパーの
ないところに、少し離してセットして
タイヤレバーを差し込んでビードを引っ張り出します。
タイヤレバーとリムガードは3本有ると幸せかと。



三本のタイヤレバーでビードを引っ張り出せれば
あとのビードは手でも引っ張り出せます。



出し終わったらチューブとビードストッパーを引っ張り出し
先ほどと同じ要領で反対側のビードも引っ張り出せば
タイヤの取り出し完了。



リムに汚れやサビが有ると
パンクの原因や密着不良の原因となるので取り除きます。


(写真はタウンメイト用)

リムのサビを取って、シャシーブラックを塗ってます。





新しいタイヤ、チューブ、出来ればリムバンドも新調するのが良いかと。
タイヤはダンロップかブリヂストンの二択。
IRCはダメ。アソコはクソを掴ませてくれたから。





リムバンドは使わなくなったチューブを使って自作できますよ参考までに。
必要なのはポンチとゴムのり。



先ずは新しいリムバンドをリムに入れます。
回転方向に指定が有るタイヤは入れ方を間違わないようにして
ビードとリムにビードクリームを盛るように塗り込みます。
あとはリムガードとタイヤレバーを併用してタイヤをリムに、はめ込みます。



はめ込んだら、ビードストッパーを
タイヤ内に入れて定位置に収め、ビードストッパー付近のリムバンドは
ビードストッパーの上にポジションチェンジ。
ビードストッパーのナットを浅くかけておきます。



タイヤにはエアバルブマークがあるので
マークがエアバルブ穴付近にあることを確認したら
エアバルブを穴に入れるのですがタイヤが邪魔で入れられません。
・・・のでタイヤレバーでタイヤを押して穴を露出させ
エアバルブを穴に挿入後、ナットを浅くかけてから
残りのチューブをタイヤの中に押し込むのですが
あまり、よじれないように
注意しませう。
よじれ、が酷いとチューブが破裂します。



さて、ここからがタイヤ交換のヤマ場。
本当の意味でのタイヤのビード組み込みです。



やっぱり盛るようにビードクリームを
リムとビードに塗り込んだら
エアバルブ付近のビードをリムガードとタイヤレバーを使って入れます。
次はビードストッパー付近のビードを入れます。



何故エアバルブとビードストッパーから入れるか?それは、これらの部分が
タイヤの伸びる余地が
少ないので後になって
入れようとしても
入らないんですよね・・・。



ビードストッパー付近のビードが収まったらナットを締めます。
これでビードストッパー付近のビードは外れ辛くなります。



残ったビードをリムに押し込めば九分九厘完成。
ビードクリームを多用しつつ(乾くの早いっす)
リムガードとタイヤレバーを使って、ひとりツイスター状態(笑)で
ビードを押し込んでゆきます(やれば分かる)



最後のひと押しというところで
うんともすんともならない場合
どこか変な入り方になっている可能性があるので
その時はビードストッパーのナットを緩めて
ビードがリムバンド方向に落ち込むようにしてから
再びビードストッパーのナットを締めこんでリトライして下さい。



全ビードがリムに収まったら審判の時(笑)



空気を規定値の倍入れます。
ここで空気が漏れなければミッションコンプリート!
タイヤで鞠つき数回してから規定値まで空気圧を戻し
装備を戻して全作業完了っす。



タイヤが膨らまないで、しゅー・・・という情けな〜い音がしたら
魔界村シリーズで、お馴染み
二周目突入・・・!(大泣)



こうなってから思うのは
腕の良いプロに任せれば良かった、ですね。
タイヤ系修理は時間に超余裕をもって取り組むのが最大のコツかと。



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☆☆☆ダンロップ専門のバイクタイヤショップ。
安く出してくれるのに普通に安心して買えます。

必須アイテムのセット。これだと2組分買えば、完璧かも。
タイヤ交換は勿論あらゆるゴム系作業に使えますので コレくらいのサイズで買ってしまうのが幸せかと。 クチが大きいので使い勝手もグー! ユーチューブに公開されていた自作メンテスタンド動画 ◆XR100モタード用・自作バイクリフト (*^ー゚)b◆ 自作メンテスタンド
ゴムのり、は、くれぐれもバイク用を使って下さい。 自転車用だと剥がれますぜ・・・。 あと開封して時間が経った、のり、も使わないで下さい。 理想としては、作業毎の新品投入が望ましいかと。 トップページに戻ります。
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