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ダイレクト点火化の効果とエピソード



推定、昭和末期製造のブルーTAのセロー。
当然それなりにヤレてまして
不具合に気付いたら直すを繰り返してましたが
ある時期を境に雨の日限定で不調になっちゃったぃ・・・。



最初はオーバークールによる失火を疑って
対応していましたが効果は現れませんでした。
晴れの日にはなんともないのに
雨が降るだけで失火する・・・。



古くなってるし
キャブだからこんなものかも。



なんて諦めて乗り続けていましたが
ある日なんとなくワード検索してみたところ
プラグコード&イグニッションコイルの劣化が
原因臭い記述を読むことが出来ました。



他にも原因はあるようですが
トラブル潰しは、ひとつずつ行う、が原則ですので
プラグコード&イグニッションコイルの新調を検討し始めました。



・・・普通は純正品を発注するのが定番かつ確実ですが
ケチなヒネクレのブルーTAは
汎用品とか流用で安く上がらないかと
思案していました。



そんなムダな思考は、いつしか飛躍して
いっそダイレクト式にならんものかとも。



ダイレクト式とは
ぶっちゃけプラグコードレス化。



イグニッションコイルで高電圧化された電気を
直接スパークプラグに供給する点火方式で
当然ながら電気ロスが少なく
クリーンな火花が飛び易く
結果として省燃費と出力向上が見込めます。



劣化したプラグコードはイグニッションコイルで生成された
高電圧化された電気を簡単に漏電させてしまうようで
空気中の水分が増えただけで失火するようになってしまうようです。



昨今のクルマには珍しくなくなった点火方式ですが
バイクでダイレクト式って・・・。



ダメ元で、あちこち検索してみたところ
ヤフオクで該当品がヒットしました!(うっそー???)



出品ページの掲載写真を観ると外見は超長いプラグキャップみたいな感じ?
イグニッションコイルをプラグキャップに押し込めたみたいな?



なるへそ。こんなに簡単に出来るんだ!
なんでメーカーは採用しないんだろう???



製造メーカーが採用しない理由が分からなくて
少々不安を感じながらも
トラブル解消と出力増になってくれればと考え
落札しました。



数日後、製品が届きました。



内容物は、こんだけ。




取り付けも、付いているイグニッションコイルとプラグケーブルを取っ払って
ダイレクト点火に入れ替えるだけ。まさに



ぞうさんもない。



(誰か・・・ツっこんで!)



つまんないギャグは、ともかく。
セローを引っ張り出して
サイドカバー、ダミーシェラウド、シート、タンクを外して
約四半世紀の風雪に耐えた
イグニッションコイルとプラグコードを外します。



プラグコードの外皮はボロボロ。
・・・こりゃプラグコード本体も
目視できない亀裂が入っていても不思議じゃないっす。



あとは、ダイレクト点火を繋げて
装備を戻して作業終了。



ノーマルより長いプラグキャップみたいですが
色黒だし、ビジュアル的にはノーマル然。



動作確認の為、始動。
何事も無くエンジンに火が入りました。
アクセル操作にも普通の反応。
音はセローを受領した当時の音に戻ったように感じました。



早速テストラン。
馴染みのコースを周回。
40キロ程、走行しました。
異常なし。
信号待ちスタートが楽です。
ホントに昔の状態に戻った感覚。



純正の新品イグニッションコイルより
どのくらいアドバンテージがあるのか
分かりませんが、良いんじゃないでしょうか。
あとは雨の日に、何とも無ければ完璧ですね。



・・・その後、何故か雨が降らず
漏電症状による失火対策として講じた
ダイレクト化の効果が確認できなくて
もやもやしていましたが
待望の降雨が遂にやってきました。



そう。100年振りの大雪です!



・・・。



降り過ぎだーっ!!



しかしダイレクト化の効果はバッチリだったようで
今までのような失火は発生しませんでした。
ただ大雪によるオーバークールで調子が下がっていましたが
なんとかエンジンは動き続けてくれました。



・・・失火しなくなったのは良いのですが
クルマによって踏み固められた圧雪路は
ほぼ凍結に近く
辛うじて走るのがやっと・・・。



速度が出せないからキープレフトで
クルマをやり過ごしていましたが
道端の路面状態が悪いのは
晴れても降っても同じで
増して大雪になったら尚更。
全身全霊で微速前進していましたが
フロントから滑って180度向き変えして
コケました・・・。



コケて思ったのは
後続車に轢かれるぅぅぅ!



・・・。



幸いなことに背後には後続車が居なくて
事無きを得ました。



・・・どうやら多少、運が良かったようです。
神に感謝しながら速攻セローを起こして路肩に退避。



簡単なダメージ確認。
ブレーキレバーが酷く曲がってしまいましたが
操作に支障なく、他にも致命的な損傷はなかったようで
エンジンも息を吹き返しました。
なんとか自走で戻りたかったので
セローのタフさに感謝しました。



その後は、こんなにも辛いライディングは
滅多にないだろうと自虐的になりつつも
死ぬ気で微速前進!



ホントにコレで精いっぱい・・・。



だって、ほぼ圧雪路で凍結路です。
空気圧を下げればタイヤが軟らかくなって安定度は増すでしょうが
凍結に対して、それほどの効果は見込めないように思えました。



普段、何気なく通過している通勤路が
どこかの遠い異世界になってしまったじゃないかと錯覚したくらいです。



・・・今にして思えば
ダメ元でも空気圧を下げておけば少しはマシだったかな?
とも思います。でも
倒れたこともあって胃がキリキリするような精神状態で
まっとうな判断が出来なかったのでしょう。



ちょっとした勾配でも停止した途端に
コケるとしか思えなくて
ごめんなさい踏切一時停止無視して通過しました。



そんなこんなで人通りの少ない
家間近の生活道に差し掛かりました。



そこはクルマが殆ど通過していない新雪状態でした。



やばいかな?



そう思ったのですが
さにあらず。



逆に安定して走れた(微速前進)くらいです・・・。



・・・以前も雪の日は普通に走れましたから
セローなら多少の雪でも大丈夫だと
ヘンな自信があったのですが
やっぱりセロー(の履いているタイヤ)は雪は強いようです。



家に辿り着いて
部屋で寛いでいても
胃のキリキリ感は続いていましたが
もう走らなくても良いんだと思ったら
心底ほっとしました。



その後の周囲の状況は酷くて
自衛隊による除雪を頼みたいくらいでした。



昼夜問わず除雪をしてくれた自衛隊の皆様
お疲れ様でした!



気象庁と、その関連と埼玉知事は
無能の役立たず。
全員クビだぎゃ!



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2013年12月22日(日)晴れ
セローのダイレクト点火(セロー225)

2013年12月29日(日)晴れ
セローのダイレクト点火61096(セロー225)



お手製、炭パワーの素材。 調整された専用品も手に入りますが この炭シートを使っても効果ありです。 積層する程、効果が増します。 貼る箇所は、剛性を上げたい部分や 給排気、燃料ホース、電気抵抗を少なくしたい場所など。 マフラーの前後のバイプに貼るのが分かり易いかな。
グロムとエイプは原付二種なので 案外、使い勝手は良いですが この手のバイクは走りとか実用性とかより やっぱ可愛いデザインが売りじゃないかと。 ・・・となると、やっぱモンキーでしょうか。
FTRは原付二種に、もちっとプラスすれば買えるのが魅力かと。 バイクは一台有れば良いというなら、コレか・・・。
さらにガムバッテ、WR250を買ってしまいませう(笑)
2012年モデルYAMAHA【新車】WR250XJBK-DG15J/G363E

2012年モデルYAMAHA【新車】WR250XJBK-DG15J/G363E
価格:614,911円(税込、送料別)

ミニ四駆用ですが、フッ素系潤滑で性能も必要十分なんだそうな。
やっぱ、乾燥フッ素系潤滑といえば、ドライファストで決まり?
・・・飛び散り辛いのが適しているならば スーパーチェーンルブでもイケる?
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